安全な入浴法(その2)
■お湯の温度は40度で。それ以上、熱すぎると危険■
入浴中の急死発生時の湯温で多かったのは、42〜43度でした。
これはお湯の熱さに驚いた体が血圧を上昇させ、心筋梗塞や脳卒中をひきおこしやすくなるためです。
これを驚がく反応(きょうがく・はんのう)と呼んでいます。
驚がく反応は体温に近い温度ならストレスを感じないため、まず起こりません。
そこで、お風呂の湯温は40度以下が望ましいのです。
■安全な入浴方法■
お湯の温度が40度だと寒く感じる方もいるでしょう。そこで浴槽のお湯は40度でいれ、43度のシャワーを高いところから湯船に3分間出します。
これにより寒かった浴室も湯気で温まり、サウナのようにじんわりと汗もかきます。
入浴前に湯船のフタを開けておいてもいいでしょう。浴室全体が暖まります。
■入浴後もすこし休憩する■
入浴で失った水分を補給し、寝る準備をしましょう。
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