高血圧とは
『血圧が少しくらい高くても問題はないよ』
本当にそうでしょうか。人は風邪をひけば薬を飲み、休養して治します。それなのに血圧が高いことは多くの人が放置しています。
その結果、治療をせずに症状が進行し合併症になり、場合によっては命にかかわることもあるのです。
■血圧とは、血管にかかる圧力のこと■
血液はあなたの全身の細胞に酸素や栄養素を届けてくれます。
ポンプの役目をする心臓が収縮と拡張を繰り返し、血管ですみずみまで運びます。
血圧とは、このとき血管にかかる圧力です。
■1日のうちで変化している血圧■
健康な人でも血圧は1日のうちで変化しています。
交感神経と副交感神経からなる自律神経の働きによってコントロールされています。起床から徐々にあがりはじめ、日中は高いまま安定。夜になると下がるのが一般的です。
高血圧とは、日中の高い状態が慢性的に続く病気なのです。
■どんな影響を体に及ぼす?■
高い圧力は血管に大きな負担をかけます。ふだん柔軟性のある血管。内壁に負担がかかり、厚く硬くなります。これが動脈硬化。
これに食塩や脂肪分が多い食事を続けると、血管壁にコレステロールが沈着して内壁がさらに狭くなり、さらに圧力が高くなる悪循環。
高血圧は、日本には患者が4300万人いるといわれる国民病のひとつ。生活習慣病です。
さらに三大疾患と呼ばれる死因3位のガン、心臓病、脳卒中のうち、ガン以外の2つと関係しています。
高い血圧を放置しておくことは、命にかかわる病気を放置していることと同じ。ほかにも心臓病、脳卒中、認知症、腎臓病も引き起こす可能性があります。
けれど生活習慣病なので、食生活や運動などの生活習慣を改善すれば、症状の悪化を防いだり、治療していくことができます。
このサイトは、基本的な知識、生活改善の方法をわかりやすくまとめてあります。あなたの明るく楽しい暮らしに役立てば幸いです。
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