ガイドライン【高血圧は、140/90mmHg以上】
■高血圧治療ガイドライン■
日本高血圧学会によるガイドライン(指針、指導目標)。
診療室で、上が140以上、または下が90以上なら、高血圧です。
それ以上の高血圧を放置すると、脳や心臓などの病気にかかるリスクが高くなります。
ガイドラインによると、正常血圧値は130/85mmHg未満。
この値は
・WHO(世界保健機関)
・ISH(国際高血圧学会)
・JNC(米国高血圧合同委員会)
により定められた国際的基準と同じです。ガイドラインには医学的な根拠があります。
■ガイドラインの特徴■
診療時に測定した血圧よりも、家庭で測った血圧や24時間測定の数値を重視しています。
■家庭血圧の基準値■
家庭で血圧を測定するときはリラックスした状態で測れるので、診療室で測るより下がる傾向があります。
そのため、家庭血圧の基準値は別に定められています。
家庭血圧の正常値は135/85mmHg未満。高血圧は135/85mmHg以上となります。
■正常高値血圧■
上が130〜139、下が85〜89は、正常よりやや高い状態です。高血圧予備軍とも呼ばれます。
この値でも毛細血管の損傷がはじまるとの研究結果もあるので、油断はしないようにしましょう。
■3段階に分けられる高血圧■
高血圧は、軽症、中等症、重症の3段階に分けられています。段階が進むごとに深刻です。
■低血圧■
血圧が低いのが低血圧です。
病気ではないので基準値はありません。ただし下の血圧が90〜100mmHgになると、たちくらみ、倦怠感、頭痛やめまいを起こしやすくなるので注意が必要です。
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