高血圧の対策ナビ

朝と夜に1日2回。1測定に2回測る。記録を忘れずに。

 

 

■測り方と測る時間■

 

家庭での血圧は、朝と夜の1日に2回、測ります。

 

毎日、同じ条件で測るのが望ましいです。また、正しい測り方を身につけましょう。

 

朝は起床してから1時間以内で、排尿のあと、朝食や降圧薬を飲むまえに測ります。膀胱に尿がたまっていると血圧があがるので、測定前におしっこをすませておきましょう。

 

脳卒中や心筋梗塞などは、この時間帯におこりやすいとされているので、朝の時間帯の測定はとても重要になります。

 

夜は就寝時間にかかわらず、寝る前に測ります。飲食や喫煙。おしゃべりや入浴したあと30分以上は時間をあけます。

 

昼も夜も測定前にアルコール、カフェインを摂らないこと。飲酒や入浴の直後は、血管が拡張しているため、一時的に血圧が低くなるからです。

 

測定する場所は静かなところで。室温は寒すぎず、暑すぎずの適温がベストです。

 

背筋を伸ばし、背もたれのある椅子に脚を組まずに座り、5分ほど安静に。カフを上腕動脈の上に、指が1本から2本くらい入るキツさで巻きます。

 

カフの位置が心臓より高いと血圧は低めになり、心臓より高いと血圧は高めになるので注意が必要です。

 

カフが心臓と同じ高さになるようにします。測定スタート。測定のあいだは自然な呼吸でリラックス。会話や動いたりしてはいけません。

 

正確な値を得るために、測定は2度します。低いほうの値だけをメモせずに両方書きます。平均値も出しましょう。心拍数が計測できるものは、その値も記録します。

 

熱がある、体調が悪いときはメモしておきます。医療機関にかかっている場合は、受診のさいに記録ノートを持参し、医師に見せるようにしましょう。

 

■家庭で測るときの血圧の基準値■

 

正常血圧は、収縮期血圧が125mmHg未満かつ、拡張期血圧が80mmHg未満。

 

高血圧は、収縮期が135mmHg以上かつ(または)拡張期が85mmHg以上です。

 

>>>高血圧の症状

 

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