高血圧の対策ナビ

降圧薬治療【血管を広げる薬、血液量を減らす薬】

 

 

■降圧薬治療■

 

生活の改善や食事、運動療法では血圧をコントロールできないほど高血圧が進行してしまった場合、薬をつかった治療を行います。

 

降圧薬に市販薬はありません。降圧薬治療の進め方、やり方は人それぞれ。必ず医師の診断と処方が必要です。

 

なお降圧薬は、ほかの病気の治療薬と比べて副作用が少ない薬です。

 

それでも絶対に副作用がない薬ではありません。フラフラする、体がだるいなど症状があらわれたら医師に報告しましょう。

 

 

■降圧薬の種類■

 

大きくわけて2種類あります。

 

・血管を広げる薬
・心臓から送られる血液の量を減らす薬

 

 

■血圧が正常に戻っても、自己判断で薬をやめない■

 

薬を飲み始め、血圧が正常に戻っても自己判断で薬の服用をやめてはいけません。あくまでも血圧が下がっているのは薬の力です。

 

血圧がなくなったわけでも、高血圧が治癒したわけでもありません。服薬と通院は続ける必要があります。

 

薬の力で下がっていた血圧。もとに戻るどころか、それ以上に血圧が急激に上昇するリバウンドが起きる危険性もあります。

 

また、薬を飲んでいるからといって食事療法、運動療法を止めていいことにはなりません。

 

 

■カルシウム拮抗薬の注意点■

 

血管を拡張するカルシウム拮抗薬。

 

服用するときはグレープフルーツを食べたり、飲んではいけません。

 

グレープフルーツに含まれる成分が薬の効果を強くしてしまい、血圧が低下したり、めまいや頭痛を起こすことがあります。

 

 

■ずっと薬を飲まないといけない?■

 

血圧が目標値まで下がり、安定してきたら薬の量を減らしたり、服用をやめることも可能です。

 

ただし、定期的な血圧の検査は必要ですし、再び血圧があがるようなら服用を再開します。

 

>>>日本高血圧学会

 

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