原因がわかっている、わかっていない高血圧
■2種類ある高血圧■
高血圧には2種類あります。一次性高血圧と二次性高血圧です。
高血圧の原因がわかっているものが二次性で、原因がわからないものが一次性。
腎臓や副腎の病気などが原因ならば、まず原因となっている病気そのものを治すことが高血圧の治療につながります。
原因のわかっている二次性は、日本人のうち2割弱程度しかいません。
残りの8割は原因が特定できない一次性なのです。
原因が特定できない一次性でも高血圧になりやすい要因はわかっています。それが「遺伝」と「生活習慣」です。
原因となる遺伝子は「β受容体」や「レニン・アンジオテンシン系遺伝子」など20以上が発見されています。
生活習慣は食塩の摂りすぎ、過食、喫煙、アルコール、肥満、ストレス、運動不足などが指摘されています。
とくに日本食は食塩が多く含まれています。
日本人の成人男性は、1日8~11グラム摂取しています。
WHO(世界保健機関)のガイドラインでは1日5グラムなので、日本人の塩分摂取量は世界的にみてもかなりオーバーしています。
■肥満ではないのに高血圧の場合■
家族に高血圧の人がいる場合、遺伝的原因が考えられます。
この場合は
・減塩
・運動
・禁煙
・禁酒
・リラクセーション(リラックスする)
など減量以外の生活改善をしましょう。
肥満にならないようにも注意が必要です。
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